ミナンカバウ伝統刺繍文化の全てを理解するための一冊(英イ語)
(Antakesuma Embroidery in the Minangkabau Adat)
インドネシアは、1万7千の島々、そして300にも及ぶとされる民族から構成される多民族複合島嶼国家です。まさに島の数だけ、民族の数だけ独自の文化が育まれてきたわけです。特に織物は、インドネシアを代表する庶民繊維文化として、古来より今日まで女性たちの手で脈々と受け継がれてきています。その種類の豊富なことは、バティック一つをとっても容易に理解できます。この他、イカット、そしてソンケット、そして刺繍、タピスなど、インドネシア各地に高度なテキスタイル文化が開花しています。
この『Antakesuma Embroidery in the Minangkabau Adat』は、西スマトラ生まれで、ITB(バンドン工科大学)繊維デザイン科卒のSativa Sutan Aswar女史が、博士論文を書くための一環として行った、出身地ミナンカバウの伝統刺繍調査を基に書き上げたものです。英語とインドネシア語の二ヶ国語で書かれています。スマトラ島西部で独特の文化を開花させたミナンカバウ民族は、豊かな色彩の刺繍布の生産者としてもよく知られています。122ページからなるこの本(サイズは21 X24cm)で、著者は単にミナンカバウの伝統刺繍に焦点を当てるだけではなく、インドネシアの刺繍文化の流れについても言及しています。ミナンカバウの歴史的背景を踏まえ、どのような過程で刺繍文化が地域の伝統儀式に登場してきたのかについても詳述しています。米フォード財団の資金援助を受け、Penerbit Djambatan社によって1999年に発行されました。
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